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柴田さんの所属する三鈴陶器は、 鈴鹿連峰の梺(ふもと)、萬古焼を代表する窯元のひとつ。
手作り品から量産品まで、 土鍋を始め和食器全般を製造する大所帯の窯元です。
その三鈴陶器の成形職人である柴田さんは、 鋳込みから水ごて(動力)、轆轤(ろくろ)まで あらゆる技術を駆使しますが、
驚くべきはそれらの技に 師匠と呼べる人がいないということです。
氏は「毎日土を扱ってるうちに、 独学で」と言葉少なに、穏やかな笑顔でおっしゃいますが、 11号以上の大鍋を轆轤で一気に引き上げる技は 見事としか言いようがありません。
知識ではなく、 毎日土を肌で感じて得た職人の技。
一日に何百もの生地を作る行程で、 自然に、幾度となく触れる土の感触から得た技。
そしてそこに加わる、 柴田さんの優しく、それでいて強固な意志。
その穏やかな人柄と独自の技術、 奔放な作陶姿勢。
職人の技が生み出す 力強い土鍋たちをご覧ください。 |
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